不審者を侵入させない!外構工事でできる防犯対策

《防災エクステリアとは》
地震や台風、豪雨などの自然災害や、防犯・事故の予防まで、暮らしには様々なリスクが潜んでいます。
災害やトラブルから大切な住まいと家族を守るために、家の外まわり(外構・エクステリア)でできる防災・減災のヒントをお届けします。
今回の防災エクステリアは「侵入犯罪(防犯対策)」についてです。
■住宅を狙う「侵入犯罪」の現状

近年、闇バイトを使った空き巣や強盗など、住宅に侵入する犯罪が増加し、ニュースでも頻繁に取り上げられています。
防犯カメラを設置するご家庭も増えていますが、狙われやすい住宅は防犯対策への配慮が足りていないケースが少なくありません。
門扉(もんぴ:出入り口のドア)や塀がないオープン外構や、フェンスなどの外構建具が劣化している住宅などは、侵入が容易なためターゲットになりやすい傾向があります。
また最近では、住人が家の中にいるかどうかに関わらず、窓ガラスを破壊して住宅に押し入る悪質な手口も増えています。
※出典:警察庁「住まいる防犯110番」
大切な家族と住まいを守るためには、建物自体の鍵だけでなく、敷地の外まわり(外構・エクステリア)から侵入を防ぐ対策をしっかり整えておくことが重要です。
今回は、防犯性をぐっと高める外構づくりのポイントをご紹介します。
■【対策1】物理的に侵入を防ぐクローズ外構+α
防犯対策の基本は「不審者を敷地の中に入らせないこと」です。

門扉や塀・フェンスで敷地をぐるりと囲むスタイルをクローズ外構と呼びます。道路と敷地をしっかり隔てるため、不審者が立ち入るのを物理的に防ぐことができます。 また、お車をお持ちの方なら、駐車スペースにシャッターゲートを設けることで、車上荒らしや車両の盗難対策としても非常に有効です。
しかし、クローズ外構には注意したいデメリットがあります。
それは、「高い塀などで完全に囲ってしまうと、万が一侵入されたときに外から見えなくなってしまう」ということです。
そのため、ただ囲むだけでなく「+α」の工夫を取り入れた外構工事を行うのがおすすめです。
| クローズ外構+防犯カメラを設置する。 |
死角になりやすい場所にカメラを取り付け、「見られている」という強い心理的プレッシャーを与えます。
| クローズ外構+塀にスリットを入れる。 |
外からの視線をほどよく遮りつつ、人が隠れられない程度のスリットと呼ばれる細い切れ目や隙間を設けて見通しを確保します。

このように「入りにくさ」と「外からの見通しの良さ」を両立させたデザインにすることで、防犯効果を高めることができます。
■【対策2】暗がりをなくす「照明計画」
警察庁の調査によると、侵入者が狙う家を決める際、「人目に付きにくい家だから」という理由が全体の約30%を占めています。
※出典:警察庁「住まいる防犯110番」
これは裏を返せば「暗がりがなく、明るい家は狙われにくい」ということです。
夜間でも明るい敷地は、「誰かに見つかって通報されるかもしれない」という警戒心を抱かせ、侵入者を近づけさせません。

特にオススメなのは、人の動きを感知して自動で光る人感センサーライトです。家の裏手や死角になりやすい場所や、駐車場まわりに設置すると効果的です。 また先ほどご紹介した「クローズ外構」で死角になりやすいエリアと組み合わせるのもおすすめです。

そして照明を取り入れた外構は、防犯だけでなく「夜の外観デザインをおしゃれに引き立てる」という魅力もあります。お庭の植栽(シンボルツリー)や外壁をライトアップすれば、昼間とは違った高級感のある住まいを演出できます。
■【対策3】音で威嚇する「防犯砂利」
手軽かつ低コスト、高い防犯効果を得られるのが「防犯砂利」です。

防犯砂利はその上を歩くと、ジャリッジャリッという大きな音が響きます。夜間の静かな時間帯では、屋内にいる家族や近隣の方にも「誰かが歩いている」とすぐに異変を知らせることができます。
注意点としては、毎日通る玄関アプローチ全面に敷いてしまうと、普段の歩行音がかえってストレスに感じてしまうこともあるので、使用する場所には十分考慮する必要があります。
どこに敷くか迷う場合は、通路全体ではなく、家の裏手や死角になりやすい犬走り(建物の周りの細いスペース)・掃き出し窓(庭に面した大きな窓)の足元など、侵入経路になりやすい場所にピンポイントで敷くだけでも効果的です。
■デザイン性と安心感を両立する外構づくり
今回ご紹介した3つの工夫(クローズ外構+α、照明、防犯砂利)を組み合わせることで、住まいの防犯性能はさらに向上します。
防犯対策が高い外構といっても、要塞のように閉鎖的にする必要はなく、デザイン性と防犯性を両立させた設計を取り入れることで、美しくおしゃれで、家族が安心して暮らせる住まいが実現します。

敷地の広さや周辺の道路環境、隣家との位置関係によって、最適な対策はご家庭ごとに異なります。「うちの敷地ならどこに対策が必要だろう?」と迷われた際は、ぜひエクスマイルまでご相談ください。



