【完全攻略】失敗しない! 駐車スペース計画(後編)
こんにちは。エクスマイルです。
前回に続いて駐車スペースやカーポートで「これだけは押さえておきたい!」というポイント回です。
前編はこちら ▶ 【前編】駐車スペースと土間コンクリートについて
駐車スペースにカーポートをお考えになる方も多いかと思います。
ここでは、「そもそもカーポートってどんな種類があるの?」の基礎からお伝えしていきます。
1.カーポートの大きさの決め方
カーポートを建てる際にも大事になってくるのが車の大きさ。
これは、駐車スペースの考え方と同じです。
1台分の長さと幅
車の幅にプラスして、ドアを開けて出入りするのに問題ない幅900cmをプラスして考えると、雨の日も困らない程度になります。
カーポートの長辺は、最低でも車の長さより少し余裕がある程度を考えましょう。
軽自動車:およそ1,500cm幅+900cm=幅2,400cm以上 × 長さ およそ3,400cm
コンパクトカー・普通車・ワンボックスカー:およそ1,700cm幅+900cm=幅2,700cm以上 × 長さ およそ4,500~4,800cm
大型車:およそ1,800cm幅++900cm=幅2,800cm以上 × 長さ およそ5,200cm
上記が目安ですが、ご自身の車のサイズを確認して、メーカーのカーポートサイズと見比べてサイズを選択します。
2台分の長さと幅
車が2台以上でも、それぞれの車の幅に最低でも乗り降りの幅900cmをプラスして考えます。
使い勝手がいいのは、車2台分の幅に1,500cm程度をプラスしたくらいの幅です。
なので、車がコンパクトカーと普通車1台ずつなら、だいたい幅5,400cm程度のカーポートがちょうどいい大きさになります。
2台分のカーポートだと、ほとんどが両支持タイプ(左右両方を柱で支えるタイプ・後述)になるので、1台分より柱を建てるスペース分、幅に余裕を持たせて考えると◎です。
《重要》 カーポートは屋根があるため、建ぺい率と関わってきますので、専門家に相談するのが安心です。
カーポートの柱の長さ・屋根の高さ
もちろん、カーポート屋根の高さも目的によって考えます。
あまりに高すぎる屋根だと風で流れた雨で屋根の機能を果たさなくなってしまいますし、
逆に低すぎたら窮屈です。
駐車スペースで水はけを良くするために、少しの傾斜を地面に設けることもあるので、
その場合は傾斜高もしっかり考慮しましょう。
だいたいの目安となりますが、使いやすい屋根の高さは、車高+30~50cm程度がちょうどいいと言われていますが、
もし今より大きい車に乗り換える可能性がある場合は、車の選択肢の幅を広めるために、高めな屋根を選択してもいいかもしれません。
2.カーポートの形・材質
カーポートと言っても、デザインも素材も様々。
価格優先にするか、デザイン重視か迷いますよね。
カーポートは一度設置したらそうそう取り替えられるものではないので、エクスマイルでは気に入ったデザイン・機能のものをおすすめしています。
それでは、どんなデザインのものがあるか見てみましょう!
片支持・片流れ・後方支持タイプ
前から見て左右どちらかか、後方にのみ柱があるタイプです。
両側に柱があるよりコンパクトに設置できます。
後方支持タイプは、車の両脇にスペースを取るのが難しいときに便利です。
また、片支持でも、開放している側に取外し可能な支柱を立てることができるものもあります。
両支持タイプより風雪に弱くなりますが、見た目の開放感があり、狭めな駐車スペースにも適しています。
両支持タイプ
左右どちらにも支える柱があるタイプです。
2台以上になると、ほとんどがこのタイプになります。
四方に柱があるため安定感があります。
強風や積雪のある地域は風雪対策に、1台分でもこちらのタイプでかつ積雪対応のカーポートにしましょう。
屋根の形:かまぼこ・アーチタイプ
よく見かける屋根の形がアーチを描いているタイプ。
降った雨が自然と傾斜の低い方に流れていきます。
価格を抑えたい場合はこちら。今は、アーチが緩やかでフラットに近いものが多くなってきています。
片支持の場合、側面から開放側に向けて傾斜をつけたデザインのものもあります。
屋根の形:フラットタイプ
※画像は建材サーチより。いろいろなメーカーのカーポートが見られます。格好良さを求める場合は、フラットタイプもオススメ。
デザイン性が高く、門柱やフェンスなどとリンクしたデザインの物もあったりするので、ファサード(家の玄関周り)と統一感を持たせたい場合はそのようなシリーズを選択するのもあり。
価格と相談しながら、お気に入りのデザインを見つけてみてくださいね。
3.雪や風の対策はどうするか?
カーポートも、風や雪に対応したものを選びましょう。
耐積雪量は、サラサラな新雪が積もった場合の表記になっています。
重みで圧縮された締り雪や、さらに水分量が多く凍った粗目(ざらめ)雪は、もっと少ない数値分しか耐えることができません。
例えば、それぞれの雪の状態で耐えられる数値は、
になります。
また、積雪が大丈夫な場合も、風が強い地域で片支持タイプにする場合は支柱で支えられるカーポートにするなど、しっかりと外構業者と打ち合わせしましょう。
4.カーポート、こうしておけば間違いないポイント
カーポートを建てる際、支柱の足元に注意!
雨樋から柱を伝って地面に雨が流れる際、雨を逃がすようにするのがポイントです。
全面コンクリートで覆ってしまうと、雨溜がコンクリートに広がったり、その汚れが乾いた後にも気になったりすることも。
柱のあたりはしっかり地面を土にして、気になる場合は防草シートや人工芝などで覆うなどの処理をお願いしてみたら◎です。
5.まとめ
以上、駐車スペースとカーポートのまとめでした。
大切な車と家族を守るために、そして格好いいデザインにするために、ぜひいろいろな外構写真を見比べてみてくださいね!
エクスマイルの施工事例▶ https://www.exsmile.jp/work/
エクスマイルでは、「こんなふうにしたい!」という物があれば、もちろん他の業者さんのお写真でも見せていただいて大丈夫です!